札幌観光の名物、観光幌(ほろ)馬車が登場して今年で三十周年。これを機に内外装をリニューアルし、二十日から今季の営業を始める。昨年は運営会社社長の土屋光雄さん(71)の病気で観光シーズンの幕開けに間に合わなかったが、今年は体調も良好。手綱を握る「御者」の後継者、渡部一美さん(42)も二年目を迎え、準備万端だ。おなじみのひづめの音が間もなく街中に響き渡る。
シートや幌の張り替え、外装の塗り直しなど、全面リニューアルはこの三十年で初めて。土屋さんは「よくここまで続けられた。今年は気持ちを新たにスタートできます」と感慨深げだ。
幌馬車が登場したのは一九七八年七月。バスや乗用車が行き交う中、「危険すぎる」と非難もあったが、のんびり揺られて観光名所を約四十分で巡る旅は観光客のみならず市民にも人気に。現在、馬車を引く馬は四代目の「銀太二号」(雄、七歳)だ。
この間、元厩務(きゅうむ)員など数人が土屋さんの後継ぎに名乗りを上げたが、事情があって実現しなかった。今、土屋さんが後継者として期待を寄せるのは元ラーメン店店主の渡部さんだ。
渡部さんは、北広島市内で経営していた店の常連客だった土屋さんの薦めで二〇〇六年秋から、定休日になると、厩舎(きゅうしゃ)の仕事を手伝うようになった。一方で、ラーメン店の入ったビルが、老朽化により建て替えられることになり、立ち退きを迫られたのを機に「馬の仕事は体力勝負。若いうちしかできない」と転身を決意。昨年四月から本格的に働き始めた。
ところが、土屋さんが体調を崩し、例年より二カ月遅れで営業をスタート。御者として手綱を持ったのは八月からで、あまり経験は積めなかった。二年目に向け、渡部さんは冬の間、銀太二号にまたがっては毎日のように調教を重ねた。
「こんなに人の笑顔に出会う仕事はない」と営業開始を心待ちにする渡部さんだが、「まだまだ社長の指導がないと不安です」と話す。土屋さんは「この年齢だし、無理はできない」と言いつつ、本番でも助手席に乗って渡部さんと銀太二号を見守る。
営業は十一月上旬まで。問い合わせは札幌観光幌馬車(電)512・9377へ。(竹中達哉)
(北海道新聞より引用)
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