2007年12月16日日曜日

JRまひ 週末夕刻大混乱 駅員取り囲む客 札幌駅

週末金曜日の夕刻から夜にかけてのラッシュ時を直撃した十四日のJR北海道の列車トラブル。六時間近くに及ぶ大規模運休に、札幌駅をはじめ道央の各駅は大混乱に陥った。
 同日午後四時すぎ、札幌駅改札口の電光掲示板が次々と消え、運転見合わせを知らせる文字が流れると、「どうしたんだ」と多くの客が駅員を取り囲み、精算所窓口には長い列ができた。
 札幌での仕事を終え、新千歳空港に向かおうとしていた東京の会社員有竹豊久さん(38)は「ビジネスパックで予約したので便の変更ができずパーだ」と声を震わせた。駅構内には「他の交通機関をご利用ください」のアナウンスが繰り返し流れたが、北広島市の自宅に帰宅途中の大学生鳥谷部尚之さん(21)は「JRは地下鉄の切符くらい無料配布するべきだ」と批判、釧路の実家の父が急病になり家族三人で向かおうとしていた札幌の会社員杉山哲也さん(50)は「一刻でも早く行きたい」と焦りを浮かべていた。
 札幌駅近くの新千歳空港や旭川行きのバス乗り場は百メートル近い列ができ、地下鉄の切符売り場も大混雑。地下鉄とタクシーで帰宅することにした江別市の男性会社員(58)は「いくらかかるだろうか」と不安そうに話した。
 新千歳空港では、JRに代えてバスやタクシーを利用した客が大急ぎで搭乗手続きする姿が目立った。
 午後八時ごろ、JR北海道は札幌駅に停車中の全列車を車庫に入れ総点検する措置をとった。数十メートル動いただけで緊急停車した午後三時五十分発釧路行き「スーパーおおぞら9号」の車内で約四時間待たされ、強制下車させられた釧路市の会社員(58)は「もっと早く決めてくれればバスに代えることにできたのに」と怒りをあらわにした。
 午後九時半前、およそ六時間ぶりに運転再開が告げられると、父の介護で北見市に行った帰りという青森市の工藤恵子さん(57)は「きょうは絶対帰らねばならなかったのでほっとした」と疲れ切った表情で話した。

(北海道新聞より引用)

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